~~NOCACHE~~ ## 削除マーカーのレプリケーション ### はじめに S3のクロスリージョンレプリケーションのバージョンはV1とV2がある。 クロスリージョンレプリケーションでは、レプリケート元/先の双方でバージョニングを有効にする必要がある。 意識せず設定すると、デフォルト(V2)で設定される。 V2では、バージョニングが有効の為、削除した際に削除マーカーが付与されるが、V2だと削除マーカーがレプリケートされない。 V1のレプリケーションルール設定をすることで削除マーカーもレプリケート可能となるので手順を記載する。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonS3/latest/dev/replication-what-is-isnot-replicated.html ##手順 下記を参考に、手順4まで進める。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonS3/latest/dev/replication-walkthrough1.html 手順5で下記の書式のJsonファイルを利用してレプリケーションルールを作成することでV1の設定が可能となる。 { "Role": "IAM-role-ARN", "Rules": [ { "Status": "Enabled", "Priority": "", "Destination": { "Bucket": "arn:aws:s3:::destination-bucket" #レプリケート元バケット名 } } ] } 以下がV2との違い ・Priorityを指定しない ・DeleteMarkerReplicationを指定しない ・Filterを指定しない ※既にGUI等で設定済みのV2ルールに対してV1の書式で設定変更はできないので新規ルールを作成すること {{tag>AWS S3 クロスリージョンレプリケーション}}